パソコンはどういう状況か
調子がよくない、というパソコンを預かったところ、本当に待ってる時間が多くていやになる状況でした。
- 電源を入れてから起動まで時間が長い
- 何をするにも動作が重い
- マウスでクリックしてもなかなか反応してくれない
短い時間使っただけで、もう使いたくない、と思ってしまうパソコンでした。
皆さんも、同じような経験ありませんか?
パソコンが遅いのは何が原因か?
パソコンの性能を判断する際のポイント
ざっくりと、次の3点で判断しています。
- CPU・・・パソコンの処理能力で、小学生レベル、中学生レベル、高校生レベル、大学生レベルか、の違いがあります。
- メモリーの容量・・・・記憶力のよさ、で大きければパソコン全体の性能はあがります。
- 記憶媒体の種類・・・OSやプログラムやデータなどの保管場所です。
大きさが大きければ大丈夫、と思っている人が多いのではないかと思います。
今回預かったのはノートパソコンのスペック
キーボードの手前にスペースに添付されているパソコンのスペック案内票を見ると、パソコンに詳しくなければ、一見すると高いお金を出して購入したい、という内容が記載されていました。
- CPU・・・・・インテルi7
- 液晶モニター・・・フルHD(IPS方式)
- 記憶媒体・・・HDD/1TB
- サウンド・・・ステレオ
- キーボード・・・テンキー付き
- SSDの交換の手順と難易度
この記載だけみると、いいパソコンと判断するように思います。
パソコンの性能を判断する際の3つのポイントから評価すると
CPUは、「i5」あれば十分で、動画編集やゲームなどをしたいのであれば「i7」というのが目安です。
CPUは、あとで交換ができないのが一般ですので、これだけなら、いパソコン、と判断します。
メモリーについては、パソコンの早さには影響しますが、あとで増設できる場合がほとんどなので、記載がなくてもあまり気にはなりませんでした。
私が、数年前まで現役で使っていたレッツノートのノートパソコンは、特別オプションで増設して80GBでした。
容量の単位だけで比較すると、1,000GB対80GBですので、すご~い!と感じますよね。
しかし、この部分、数値が問題なのではなく、HDDか否か、が重要ポイントなんです。
つまり、パソコンの速さの一番のポイントは、この部分で、HDDと書いてあるだけで、このパソコンの性能に疑問符がつくんです。まぁ、遅くてもしかたない、と判断する項目です。
パソコンの快適度をあげるポイント、特効薬は何か?
HDDをSSDに交換するだけで、劇的にパソコンの快適度はあがる可能性が大きいです。
HDDをSSDに交換する手順と難易度
HDDをSSDに交換する手順
HDDをSSDに交換する手順は、YouTubeにわかりやすい動画がたくさん紹介されています。
- SSDにクローンを作成する
- パソコンからHDDを取り出す
- 作成したSSDを取り付ける
SSDへのクローン化が成功していれば、電源を入れると、以前と全く同じ環境なのに、速度が驚く位に速くなっていて快適になったことを、すぐに体感できるはずです。
HDDをSSDに交換する際の難易度
デスクトップパソコンの場合は、ケースの蓋をあけるだけで、簡単にHDDを取り出せて、SSDと交換することができます。
ノートパソコンの場合は、薄型の場合などは、たくさんのネジを外して、分解が必要になり、取り外しにも、注意が必要で、難易度が、ぐんとあがります。
クローンとは?
専用ソフトで、HDDの中身とそっくり同じ内容をSSDにコピーするのが、クローンです。
そっくり同じ内容なので、OSやプログラムはもちろん、エクセルなどで作成して保存しているデータも、そっくりそのままSSDに移ってくれます。
そのため、HDDとクローン化したSSDを入れ替えるだけで、今までと全く同じ状態でパソコンを使うことができます。
違うのは、操作の速度、快適さが、驚くほど向上する、ということです。
まとめ
HDDをSSDに交換するだけで、通常は、健康なパソコンに復活させることができます。
どうせ廃棄するつもりなら、だめもとで、YouTubeの解説動画を探して、ぜひとも挑戦してもらいたいと思います。
なお、クローンのソフトが、いろいろあって迷うかもしれませんが、私の長年愛用しているソフトは、ACRONIS 社の「Acronis True Image」というソフトです。
有料ですが、それに見合う価値があります。
過去に、このソフトのおかげで、本当にたくさんのパソコン、たくさんのデータを復旧・復活せせることに成功してきました。
クローンのソフトで迷っていたり、今のソフトでうまくいかない場合には、お勧めできる優秀なソフとです。